【ギフまるけ!】アパレル編 vol.7
Hi☆Fiveの加藤大悟さんが「サンエース株式会社」を訪問!
岐阜カンパニー
2021/04/23 14:20
#ギフまるけ #地元企業 #アパレル #岐阜応援プロジェクト #youtube
【ギフまるけ!】アパレル編では、アパレルのまち「岐阜」の魅力を全国に発信するため、MAG!C☆PRINCEやHi☆Fiveの皆さんが、岐阜市近郊の紡績工場から企画デザインを行う現場まで実際に訪れ、アパレルの全てに迫ります! そして、その様子をYouTubeで配信!
ギフまるけ!第8回目は、Hi☆Fiveの野口友輔さんが、岐阜市西問屋町にある「田下プレス」を訪問!アパレル製品の仕上げ作業である、プレス加工の現場を見学させていただきました!
「プレスをするのに難しい素材は?」といった質問から、「自宅でアイロンを上手にかけるコツは?」といった、普段の生活にも役立つ質問にまで答えていただきました。
アパレルにおけるプレスとは、生産工程の最終仕上げをおこなう大切な仕事です。洋服のしわを機械でのばし、販売できる形に整えていきます。
田下プレスの仕事場に見学にうかがった野口さん、ハンガーに大星にかけられた製品に目を見張ります。シャツやスーツ、ダウンジャケットなどがずらりと並んでいます。
これが最終的に検品されて小売店に並び、お客様の手元に届きます。
田下プレスの作業場には、大きなアイロン台と、蒸気ボックス、プレス台などがところ狭しと並んでいます。
こういうプレス台は今では新品が生産されていないとのこと。
プレス加工では、生地に負担がかからないようにしわをのばすのが重要です。職人の技術と知識で、温度、蒸気すべてを素材やアイテムに合わせて調整し、最良の状態になるように加工していきます。
アイロンをかける際には、アイロン台から風を吹き上げる事により商品を浮かせて、アイロンの跡がつかないように素材を自然な状態に仕上げます。
アイロンを当てられない素材やアイロンでは届かないポイントのシワなどは、蒸気ボックスによりすべてきれいに仕上げています。
「プレスをするのに難しい素材はありますか?」との野口さんの問いに、ナイロン系の素材が一番難しいとのこと。
アイロンをかけると表面が光ってしまうため、こういった化学繊維は相応の技術が必要になるそうです。
スーツは一見難しそうに見えるのですが、こちらは職人さんにとっては比較的やりやすい製品なのだとか。
自宅でプロ風に仕上げるコツを教えて下さい、との野口さんに、実演して見せてくださいました。柔らかそうな波打ったデザインの襟元なども、すいすいとアイロンをかけていきます。
ぜひ動画でご確認ください。
家庭用と違い、アイロン自体に重さもあるため、触ってみて驚く野口さんです。プロのアイロンは道具が違うので、高温にも出来ます。
素材や服の雰囲気に合わせて、より商品価値を高めるためにプレス屋さんの技術が必要なのです。
YouTubeチャンネル「ギフまるけ!」で配信しています。
田下プレスさんの静かな情熱が、アパレル製品を影から支えています。
今後も岐阜アパレルの魅力をわかりやすくお伝えするために、MAG!C☆PRINCEとHi☆Fiveの皆さんが工場での生産工程などを取材し、動画をアップしていきますので、ご期待ください!
プレス加工とは、アパレル生産工程における仕上げ作業を担う仕事です。
裁断パーツを考えて、伸ばす部分・縮める部分など、その生地や製品の風合いに合ったプレス加工を行い、商品が持つ本来の美しさとシルエットに仕上げます。
岐阜近郊に、アパレル関係の会社や職人が以前は多くいらっしゃったとのこと。しかし、近年、プレス工場や町のプレス屋さんはその数を減らしており、高齢の方も多いため後継者不足が深刻化しています。
ですが、このプレス加工という大事な仕事は、決してなくなることはありません。プレス加工がなければ、デザイナーの意図した状態の製品が私たちの手元に届くことはないのです。田下プレスさんのような熟練の手が、これからもしっかりとアパレルを支えてくれることでしょう。
今回の訪問は、これまで多くの人が知ることのなかった工程を学ぶ貴重な機会でした。私たちもアパレルに必要な技術を、一人でも多くの方に伝えていきたいと思います。そして、一人でも多くプレス加工の担い手が増えることを願っています。
岐阜カンパニー
2020/02/08 09:10
岐阜カンパニー
2020/02/07 13:37
その他
2020/04/28 16:17
TonyaEXPO netでは岐阜駅前問屋町から岐阜の魅力を発信します。岐阜駅前の問屋町、岐阜の企業、岐阜のイベント、岐阜の人、もの、ことを紹介していきます。