【ギフまるけ!】アパレル編 vol.6
Hi☆Fiveの大友海さんが「末廣繊維株式会社」を訪問!
岐阜カンパニー
2021/03/23 18:06
#ギフまるけ #地元企業 #アパレル #岐阜応援プロジェクト #youtube
【ギフまるけ!】アパレル編では、アパレルのまち「岐阜」の魅力を全国に発信するため、MAG!C☆PRINCEやHi☆Fiveの皆さんが、岐阜市近郊の紡績工場から企画デザインを行う現場まで実際に訪れ、アパレルの全てに迫ります! そして、その様子をYouTubeで配信!
ギフまるけ!第7回目は、Hi☆Fiveの加藤大悟さんが、岐阜市敷島町にある「サンエース株式会社」を訪問! こちらでは洋服の「縫製」について教えていただきました。
こちらのジャケットを実際に試着した加藤さんは「引っ掛かりを感じない!全然違う!!」と感動していました。
サンエースならではのこだわりや、「動きやすさ」と「高品質」を追求したパターン(型紙)開発と縫製技術に迫ります!
サンエース株式会社では、高機能・高付加価値ウェアを中心に難易度の高い製品を受注しているのが特徴です。
衣服において、服のパーツが細かく別れているものほど複雑で、製品化までの難易度が高くなります。
一般的なTシャツであれば4~5パーツ、シャツであれば少なくとも十数パーツが組み合わさって出来ています。
機能面でパーツを多くするということは、パターン(型紙)作成の難易度が高くなり、縫い合わせの距離も長くなり、縫製時間もかかるため原価も上がります。それらのパーツを裁断するにも作業工程が増え、縫製するのに高度な技術も必要となります。
こちらのサンエース株式会社で取り扱っているアウターには、50パーツ以上になるものも多くあるそうです。
お話をうかがっている後ろには、機能性の高いウェアがずらりと並んでいます。
着る人に感動を与えるには、どういった製品を提供するべきか。そう考え抜いた結果、サンエース株式会社では見た目のデザインはもちろんのこと、動きやすく着やすいアウターやパンツをパターン(型紙)と縫製面で開発しています。誰もがその着心地に感動でき、実用新案登録された製品も多くあります。
動きやすく着やすくかっこいい、そのデザインを実現するために多くのパーツが必要となり、カーブやバイアス(伸びやすい斜めにカットされたパーツ)の縫製という高い技術が要求されるのです。
一着をひとりで縫う技術者になるには、熟練する必要があります。
本格的な紳士ジャケットの縫製は特にパーツが多く、難しい技術が必要です。肩や袖付けなど、生地を伸ばしたり縮ませたりしながら立体的で腕が動かしやすくなるよう縫い合わせていきます。(イセ込みと言うそうです)
アイロンで生地を立体的に作る必要があり、縫製だけではない前加工技術も必要になってきます。
このような加工技術は、安価な大量生産品とは違い、AI化することが困難です。
縫える工場が少なくなる一方で、人と違うものが着たいという需要は高まっています。日本同様、欧米でも高いレベルの縫製技術者が高齢化し、今後は、世界中で不足し、もっと引く手あまたになっていくでしょう。
サンエース株式会社では、高付加価値のある物づくりの為に、どう技術伝承していくかという使命感をもっており、自社で企画から製造、販売まで一貫してできる体制になっています。
実際に、工場の様子を見せていただきました。
CADでパターンを作成する作業です。
アバター(CG)にデザインした服を着せることで、着内圧(服を着た時の圧迫感)などをCG化、動かしたときの様子でどのように着内圧がかかるかがわかります。
この技術のおかげで、サンプルを作る前に見当がつけられるようになり、動きやすい服の実現に一役買っています。
ところ狭しとミシンやアイロンが並んでいます。こちらで多くのパーツの縫製を行っています。
YouTubeチャンネル「ギフまるけ!」で配信しています。
スーツを着させてもらった加藤さん、腕の上がりがすごい!!とテンション爆あがり。
感動が動画から伝わってきます! ぜひご覧ください!
今後も岐阜アパレルの魅力をわかりやすくお伝えするために、MAG!C☆PRINCEとHi☆Fiveの皆さんが工場での生産工程などを取材し、動画をアップしていきますので、ご期待ください!
サンエース株式会社では「動きやすい」という機能を、素材面だけではなく、パターンと作り方からも考えています。特許実用新案も多数取得しており、デザインと機能性を持った商品の企画・提案が可能です。
また、現在縫製技術者の高齢化が進んでいますが、こちらでは高い縫製技術を維持するため、技術者の育成にも力を入れています。
とにかく着る人に感動を与えたいんだ、と力強くおっしゃっていたのが印象的です。
そのためには、次世代を担う技術者が足りないのだということも、取材を通じて知ることができました。
縫えるようになるまで5年10年かかる技術を習得し、社員一丸となって、AIにはできない価値をアイディアと情熱で生み出しています。
サンエース株式会社は、これまでの技術を伝承しながら、新しい技術を融合して進化を続けています。
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