子どものネット依存や ゲーム依存に注意を!
#外出自粛 #ネット依存 #ゲーム依存 #お家時間 #運動不足
岐阜県内の子育て支援活動をしているNPO法人こどもトリニティネットが子どものネット依存についてまとめましたので(こどもトリニティネットのブログはコチラ)、TonyaEXPO netでもご紹介します!
岐阜市でも6月からようやく通常どおり学校生活が再開される予定です。
新型コロナウイルスの影響に伴う休園・休校期間が続き、さらには外出自粛の影響で自宅でインターネットを使う時間も増えたお子さんが多いのではないでしょうか。
"新しい生活様式"では、オンライン授業やオンラインイベントなどインターネットを使う機会がどうしても増えると予想されます。
そんな中、問題視されているのが子どものネット依存やゲーム依存です。
・ネット依存とは?
ネット依存やゲーム依存の兆候として、以下の行動が挙げられています。
○1週間に30時間以上している
○優先順位が1番になっている
○日常生活に支障がでてくる
毎日4~5時間くらいを使うと1週間に30時間という計算になります。自宅にいる時間が長い今、気づいたら5時間くらい費やしていた...そんなお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
また、保護者の方も仕事や家事で目の届かない時間もあるかと思います。そのため、どのくらい費やしているか分からない...そんな方も多いようです。
・どうして依存症になるの?
具体的な理由は人それぞれですが、勉強についていけなかったり、家庭での居心地の悪さがあったりして現実逃避の手段になっている子どももいるそうです。
また、ゲーム依存に関してはタバコやアルコール依存などの"物質依存"とメカニズムはほぼ同じで、自分の意思ではコントロールできなくなり、治療を必要とする場合もあるようです。
・ゲーム依存は病気?
昨年、WHOが「ゲーム障害」を国際疾病として正式に認定したのをご存知でしたか?
WHOによると、
①ゲームをする時間や頻度を自ら制御できない
②ゲームを最優先する
③問題が起きているのに続ける
などといった状態が12カ月以上続き、社会生活に重大な支障が出ている場合にゲーム障害と診断される可能性があるとしています。
ゲーム障害になると、朝起きられない、物や人にあたるなどといった問題が現れるそうです。
・お家でできる予防と対策
依存状態になる前に、各家庭で早めに対策をし、予防をすることが必要となります。
例えば...
○ご家庭でゲームやスマホは1日1~2時間くらいに等、具体的にルールを決める
○利用した時間の記録をつける
○食事や入浴をして生活リズムを整える
○ネット・ゲーム以外の趣味を作る
簡単なことのように感じますが、休校期間が長く生活リズムが乱れがちだったり、外出自粛で運動不足になっていたり...とまずは学校生活に向けて生活リズムを整えることが良いとされています。
また、大人と子どもが一緒に自宅でできる趣味を見つけたり、一緒に料理を作ったりすることでネット以外のことに興味を持たせることも大切とされています。
この機会に、家族間のコミュニケーションを増やすきっかけにもなるかもしれませんね(^^)
・家族で話し合いを!
子どもだけでなく、大人でも同じことがいえます。
このような状況で、完全にネットを遮断することは不可能かと思います。上手く付き合っていくためにも、自分自身の生活リズムを見直してネット依存にならないように予防をしていきましょう!
"新しい生活様式"を日常に取り入れるためにも、大切なことです。一度ご家庭でネット依存やゲーム依存について話し合う機会を作ってみてはいかがでしょうか。