岐阜カンパニー第6弾【株式会社美山理研工業】
1.・美山理研工業の事業
2.・ものづくりで大切なこと
3.・社員のための環境づくり
○全員が満足できる環境
4.・発想力を得るヒント!
5.・岐阜での役割と地元への想い
6.・経営のテーマは「遊び」
7.・美山理研工業の今後
8.・品質を守り新しい可能性を。
9.《取材先情報》
岐阜カンパニー第6弾は、株式会社美山理研工業です。 1958年 めっき専業工場として創業され、現在は様々な部品をめっき処理加工される表面処理加工会社です。
今回は、3代目でもある代表取締役 水谷允哉さんにお話を伺いました。
・美山理研工業の事業
めっき加工と聞くとキッチンの蛇口やシャワーヘッドなど水栓金具が身近に思い浮かぶ方も多いと思いますが、それだけでなく自動車部品、家電、アミューズメントなど幅広い分野において加工処理されています。
・ものづくりで大切なこと
めっき加工と一言でいっても、美山理研工業では様々な形状、サイズ、膜厚、質感、カラーに対応する技術をもたれていて、"品質重視"のものづくりはもちろん、お客様のご要望に耳を傾ける"気づかい"のものづくりも。そして"美しい"製品をつくる。 まさに、大切な想いがつまったものづくりをされていま す。
・社員のための環境づくり
工場と聞くと男性ばかりかと思いきや、若い社員、特に女性社員も多く活躍されているそうです。 そこには、社内の環境づくりに秘密がありました。
○全員が満足できる環境
"環境が人を創っていく"という信念から、社員への環境づくりを大切にしていると話す水谷さん。
ベトナム国籍の社員さんも多く働く職場。今後社内報もベトナム語で作成したり、文化勉強会なども開催したい!と 意気込みを語っていただきました。 今まで以上に全員が満足できる環境で、働きやすい職場になることに期待を感じました。
・発想力を得るヒント!
取材前から会社HPがとてもカッコ良くて、この質問は必ずしたい!と実行委員も楽しみにしていました!
水谷さんは、海外への留学経験があり海外生活から企画製品に関する発送力を学んだそうです。
100個くらいアイデアを出すと、いけるね!というものが でてくる...そこから製品につながるそうです。
その発想力を生かして令和元年に共同でPlades 【HPはコチラ】という会社を設立。 業界初の技術ブランドとして樹脂にメッキをつけ幾何学模 様をレーザーで加工する技術を取り入れました。軽く、汚れがつきにくく、様々な形に加工できるという特徴があります。
・岐阜での役割と地元への想い
水谷さんはもちろん岐阜のご出身。かつては、東京に出なければ何もできないと言われたこともあったそうです。しかし岐阜で生まれ、岐阜で育ったからには岐阜を盛り上げたいという想いが常にあったんだそう。 現在は、地方から地方の良さを発信できる時代。岐阜の良さを会社から発信する役割を担われています。
・経営のテーマは「遊び」
3代目社長の水谷さん。会社を継いだ当初は、運営に不安を感じていたそうです。しかし、経営を立て直すうちに何か面白いことを取り入れられれば...と思いながら経営をしているそうです。 100%"遊び"というのは難しいけれど、経営の土台は"遊び"がテーマ。成功するか失敗するかに関わらず、やったことの経験値は必ず身につくという考えで経営をされています。
・美山理研工業の今後
製造業は生産性を求められるイメージ。今やAIや人工知能... と技術発展と共にロボットが代わりになってしまいます。 しかし、美山理研工業が大切にしているのは「お客様に真心のこもった製品を提供すること」。今後も人と関わりながら発想し、ものづくりをする上での価値や、強みを見 据えていきたい!と水谷さん。 さらに、今後も見た目も中身も進化していきたい!と生き生きとした表情で熱く語っていただきました。
・品質を守り新しい可能性を。
継承者として今まで通り品質を守り、そして人との関わりを大切に、さらには発想力を生かした新しいものづくりをしている美山理研工業。 インタビューを経て、岐阜にこんなにも力強い想いをもつ 経営者がいるということに驚き、私たちも心強い気持ちに なりました。 この度は取材にご協力いただきありがとうございました。
《取材先情報》
場所:〒501-2257 岐阜県山県市富永137
TEL:0581-52-1035
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