個性あふれるオシャレ社長の工場に密着!
1.プリント工場ってどんなとこ?T シャツの製作に密着!
2.ものづくり会社ならではの地域への想いとつながりとは?
地域の中で果たす役割と想い
3.会社を支える人々はどんなひとたち?
従業員の方が支える「株式会社 坂口捺染」
4.取材先情報
岐阜カンパニー第5弾は、岐阜市中西郷の「株式会社坂口捺染」さんです。
前回に引き続き、前回に引き続き「株式会社 坂口捺染」さんの取り組みや、実際のプリント作業現場に密着です!
▼前回の記事へはこちら
今年で創業 68 年を迎える会社、株式会社坂口捺染さん。
岐阜にありながら、全国のアパレルやものづくりの担い手として活躍されています。
プリント工場ってどんなとこ?T シャツの製作に密着!
T シャツなどの衣類を作る際のプリント、どんな方法でされているか知っていますか??
一般的なのは「シルクスクリーン」と「インクジェット」
この2つの製造方法でプリントを行っているそうです。
取材スタッフは全然検討もつかず・・・でしたが実際に工場を案内して頂き、わ~~!こうやって作ってるんだ、楽しそう!!と、生産の背景が分かりとっても楽しくワクワクしてきました!!
ではここから、さっそくご紹介していきますね!
特別に坂口社長自ら「シルクスクリーン」をプリントする様子を見せて頂きました!
これがデザインの版。ぱっと見は四角い額??
袖へのプリントは、袖部分を一枚ずつ型にはめてプリントされるそうです。上の棚には膨大な量の版がずら~り!
広いスペースにパーカーがぎっしり並び、版画のような作業。
一枚ずつ手作業で、全てをほぼ同じ品質でプリント、すばらしい熟練の技術です。
使い終わった版は水で洗い、再利用するそうです。
工場の奥にはサンプルの製作所が。
発注を受けたら、実際に製作に入る前にまず一度サンプルを作り、実物を確認して頂いているそうです。
工場内では、たくさんの従業員の方が手早く作業されており、製品ができていく過程を間近に見ることができ、とても感動しました。
ものづくり会社ならではの地域への想いとつながりとは?
地域の中で果たす役割と想い
「坂口捺染」さんでは、近くにある特別支援学校の生徒さんの就労支援をされているそう。
教えたことを全力で返してくれる生徒さんと一緒に働くことは、学ぶこともも多く、従業員の方にも良い刺激になっているそうです。
「支援学校の生徒さんを受け入れることは、会社にとっても大きな意味がある」と話してくださいました。
壁には支援学校の生徒さんから送られたお手紙
気持ちのこもったお礼のお手紙がたくさん貼られていました。
また学校などで、子ども向けにシルクスクリーンの体験活動もされている坂口さん。
それは「子どもたちにプリント業という職業があることを知ってほしい」との想いがあるからだそうです。
「今はプリント業界が衰退しているけど、それはこの仕事を知らないからだと思う。子どもたちに知ってもらうことで、将来プリント業をやりたいと思ってくれる子が出てきてくれればと思いやっている。」
坂口さんのプリント業に対する熱い思いがひしひしと伝わってきました!!
会社を支える人々はどんなひとたち?
従業員の方が支える「株式会社 坂口捺染」
今回の取材中、特に印象的だったのがこの2つ
・従業員の皆さんの元気な挨拶
・活き活きと作業をされる姿
その姿に、日本全国を相手に取引をされているパワーの源を感じました!
実際に坂口捺染さんは離職率も低く、長く勤められている方が多いそうです。
「過去があり、今があることで未来に繋がるので、それを従業員の人たちにも大事にしてほしい。」と話す坂口さんは、ご自身も様々な繋がりを大切にされています。
「株式会社 坂口捺染」さんは、個性あふれる代表取締役坂口社長をはじめとする熟練した技術とパワフルな活力が魅力の岐阜を代表するプリント製作の会社でした。
取材にご協力いただき、ありがとうございました!
取材先情報
株式会社 坂口捺染
岐阜市中西郷 1 丁目 14 番地
TEL:058-239-1262