岐阜を拠点にされている企業をご紹介する「岐阜カンパニー」第2弾！

今回は社会福祉法人 慶睦会の理事長 梶野友季子さんにインタビューさせていただきました。

TonyaEXPO実行委員会（以下TonyaEXPO）≫まず最初に御社の特色についてお聞かせください。

慶睦会はこれまで、デイサービスセンターやショートステイなどの運営をしてきましたが、この度、岐阜県で初めて、『共生型施設』を創設しました。

『共生型施設』というのは介護サービスと障害者支援サービスが同施設で可能となる施設のことです。

デイサービス、ショートステイをはじめ、学童や介護スクール、地域交流も積極的に行い多くの方が気軽に共生、交流できる場を目指しています。

施設の中はカフェスペースもあり施設というイメージはあまりなく、地域に開けた居心地のいい空間となっています。

TonyaEXPO≫『共生型施設』とは地域とのつながりを大切にした施設ということですね。

はい、基本理念に『すべての人に愛を』を掲げ、施設やサービスはもちろんのこと、働く社員にも地域の人にも想いが伝わる運営を目指しています。

最近では施設内のカフェ 「まゼこゼカフェ」で“子ども食堂”を月一回開催しており、地域の子ども達やボランティアの方々に国籍を超えて集まっていただいております。

おかげさまで、毎月、国際色豊かな楽しい企画になっており、地域の皆さんにより愛いっぱいの笑顔が集まる場所が作られています。

今後は人と企業を繋ぐ場、ハブのような役割になれるようにとも考えており、地域との交流にもっと力を入れ取り組んでいきたいと思っています。

TonyaEXPO≫ワークライフバランス推進エクセレント企業の認定を受賞していらっしゃいますが、特に女性の働きやすい環境作りにはどのように取り組まれていますか？

わが社では、社員ひとりひとりと面談をして、それぞれのもつ課題に柔軟に対応するようにしています。そうして社員に寄り添うことで、出産、育児を理由とした離職者はなくなりました。

ここの学童保育を利用できますし、子連れ出勤もできます。また、男性の育休取得もしやすい雰囲気づくりを心がけています。

また、わが社では特にシングルマザーや障がい児を持つ親など、働きたくても家庭の事情で、就職が困難な人材を積極的に採用しています。

一生懸命働いている母親の姿を見て、「お母さんのようになりたい」と言われるお子さんも多いそうで、社員が輝ける場になっていることが自身の活力になっているようで嬉しく思います。

TonyaEXPO≫最後に、梶野さんからみて『岐阜』の魅力とは何でしょうか？

岐阜は子育てしやすい、住みやすい街だと思います。私自身、二人の子育てをしてみて居心地の良さを感じています。

また、岐阜の方は地元が好きな人が多く、つながりを大切にした街だと思います。これからも人と積極的に関わり合いながら、よりよい地域となるよう行動していきたいと思います。

TonyaEXPO≫本日は、梶野さんの愛溢れるお人柄に触れ、心温まるインタビューとなりました。ありがとうございました。